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祈りで共に生きる

4月号のテーマ:自分を愛する神 ― ゆるしをもたらす神の慈悲深い愛

ダビデはバト・シェバの夫であるウリヤを激しい戦いの最前線に出し、戦死させてから、バト・シェバを王宮に引き取り、妻にしました。そこで、預言者ナタンは主に遣わされて、ダビデのもとに行き、語りました。「ある日、豊かな男に一人の客があった。彼は訪れて来た旅人をもてなすのに、自分の羊や牛を惜しみ、貧しい男の小羊を取り上げて、自分の客に振る舞った。」それを聞いたダビデはその男に激怒し、「主は生きておられる。そんなことをした男は死罪だ」とナタンに言いました。ナタンは「その男はあなただ」と言い返しました。(サムエル下11章〜12章)

世界における無秩序の罪の現状を見るたびに、自分自身も何らかの関わりで神に対して同じ罪を犯しています。今週私たちが求める恵みは、自分が犯した罪を徹底的に知り、さらに心で敏感にその罪を意識するようにということです。しかし、自分が罪人であるとしても、神の寛大さと憐れみは自分の罪よりはるかに大きいので、どれほど私たちは感謝すべきであるのか、今月の祈りでそれを深めて行きます。

今までの祈りと同じように、今月も私たちは深く神に感謝を捧げましょう。「神さま、ありがとう」ということを言うのは、罪びとである私たちにとって当然のことでしょう。罪から解放されたという体験は、人間の知識や努力で手に入れられないものだから、この感謝の心は常に私たちの生活の基礎となるように、その恵みを求めます。

【聖書の参照】Iヨハネ1:8、2:2、4:10-11、ルカ15:1-32、ルカ7:35-50、ルカ18:9-14、ルカ19:1-10

バンバン・ルディアント神父

※初めて記事を見る方は導入として、「日々の霊操」の紹介を参照してください。
※ バンバン神父による、オンライン黙想(聖イグナチオの日々の霊操)のページもあります。

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