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ミサと聖書の朗読

典礼部では、より良いミサに参加するために奉仕者の朗読訓練をしています。

典礼総則によれば、ミサは『ことばの典礼と感謝の典礼』によって構成され、この二つは互いに緊密に結ばれている(総則8)。そして、『聖書が教会で朗読されるときは、神ご自身がその民に語られ、キリストは、ご自身のことばのうちに現存して福音を告げられる。したがって、神のことばの朗読は典礼のもっとも重要な要素であり、一同は尊敬をもってこれを聞かなければならない。』(総則9)と書かれています。また、『神はそのことばを伝えるとき、つねに答えを待っておられる。__典礼行為において聞くことが、生活において生かされるようになる。』(緒言6)とも書かれています。『ミサの中で聖書朗読や聖書からの歌が、欠けたり少なくされてはならない。まして、聖書以外の朗読と置き換えられたりすることは許されない。』(総則12)とはっきり書かれています。

少し堅苦しい話になりましたが、要するにミサの中の聖書朗読の重要性と、そのみ言葉によって私たちは養われ成長していくことが大変強調されています。

このように大事な朗読の奉仕に預かることは、典礼の中の重要な役割を担うことになりますので、少しでも良いミサになればと願って練習をしているわけです。

良い朗読とはどのようなものでしょうか?

  1. まず、聞き取れる声で、はっきりと読む。
  2. 信者が神の言葉を聞いて、聖書の快い生き生きとした感銘を心に受けるように読む。

と総則と緒言に書かれていますが、これを目指して準備をしています。

朗読奉仕者の準備はこれでよくわかりますが、聖書から生き生きとした命を頂くためには、聞く側の心の準備も大きな要素だと思います。もし出来るならミサの前に聖書と典礼を読んでおきたいものです。聖書の内容は、歴史的な出来事として捉えるのではなく、今の自分に何を呼びかけられているのかと考えることが必要だといわれています。そのため朗読の後に少しの沈黙も重要であると総則に書かれています。また、聖書の朗読中は心の耳で聞くようにといわれ、聖書と典礼をめくりながら目で追うのではなく姿勢を正して聞くことに徹してみましょう。早めにミサに出席した時は聖書と典礼を読んでおきましょう。何か特別の呼びかけがあるかもしれません。そして、朗読奉仕者の努力も味わってみてください。

いずれにしても、ミサの最後に日常生活へ派遣される時、生き生きとした力がいただけるようなミサになるように、参加者が一致してミサを作り上げることが出来たらと願っています。

典礼部

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