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中高生会キャンプ

中高生会では8月12日から15日の間、中高生会は3泊4日の日程で、兎和野高原野外教育センターにキャンプへ行ってきました。

期待に胸躍らせながらバスに乗り込み、道中、バスレクリエーションで盛り上がりましたが、途中から降り出した雨が、山間に差し掛かるごとに激しさを増し、これからの予定に不安の影を落としました。

キャンプ場につくと雨はやみましたがどんよりとした雲は晴れず、テント設営、Tシャツ作りはうまくいきましたが、残念ながら予定していた天体観測は中止となってしまいました。奇しくも、この日は流星群のピークの日で、皆せっかく楽しみにしていたのに残念な結果となってしまいました。

2日目は、夕方までは幸いにも天候に恵まれ、オリエンテーリング、料理コンテストと予定通りにプログラムをこなすことができました。1日目には、初参加の子やお互いあまりしゃべったことがない子が多かったせいか、皆あまりなじめてなかったのですが、この頃になると、すこしずつ互いに協力し合い、班で団結する姿が垣間見えるようになりました。

しかし、夕食のミサのときに突然、夕立が襲い皆で炊事棟に逃げ込みました。このとき、偶然にも1つの食卓を囲みながらのミサと夕食となり、さながらミサの原型である最後の晩餐のような形になり、神秘的な光景だったことを思い出します。

残念ながらまたしても雨のせいでこの日の夜の肝試しが中止になりましたが、怖がりの子が多かったせいか、大半の子が、とくに高校生の男の子が、喜んでいました。

その後、奇跡的に天候が回復し、一日目に予定していた天体観測を行いました。都会のものとは違い、天の川まではっきりと見ることができ、ピークは過ぎましたが流星もいくつか見ることができました。普段は経験できない貴重な体験をすることができたと思います。

3日目は午前中、ネイチャーゲームというものをやりました。これは自然を知識ではなく、目や耳や肌で直接感じるためのものであり、普段よりも自然をより身近なものとして感じることができたと思います。午後になるとミサ作りとウォーターウォー(水鉄砲で打ち合いをするゲーム)をしました。この頃になると、中高生たちはしっかりとまとまりを見せ、リーダーがいなくても自ら団結し、とても楽しそうな表情で、自分を解放しきってキャンプを楽しんでいました。夜になるとキャンプファイヤーを行いました。司会の高校生の力もあって、モグラ踊りや班で作ったスタンツもとても面白く、大成功のうちに幕を閉じました。

最終日にはさすがに疲れたのかバスの中ではほとんどの人がずっと寝ていました。しかし、教会に到着して今回の感想を言うときに感極まって泣いてしまう子が数人見かけられました。これは今回のキャンプが実り豊かなものとなった証だと思います。

今回のキャンプでは、天候に振り回されて中止になってしまったプログラムが出るなど、例年に比べて悪条件ではありましたがその分、皆が一つの場所に集まることが多くなり自然と団結感が生まれ多くの友情の芽生えたキャンプとなったと思います。これからはその芽生えた友情をしっかりとした絆に育てられる場をこれからの中高生会の中で作っていきたいと思っています。最後になりましたが、このキャンプに関わってくれたリーダー、ヘルパー、中高生、その他の惜しまずにこのキャンプのために協力してくれた全ての方々に感謝したいと思います。

(リーダー 藤井)

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