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婦人会からのお願い〜子供の里支援について〜

婦人会ではこの夏に「子供の里」で子供たちのお昼ご飯を作るお手伝いに行きました。それを控えて7月の婦人会例会で「子供の里」荘保共子さんに「子供の里」の現状を伺いました。厳しい運営予算の中で活動をされていて、今後とも婦人会としては「子供の里」を支援していきたいと思っています。お話の一部をここでご紹介させていただきます。その現実にご理解を頂き、ご協力下さい。

「子供の里」荘保共子さんのお話から
今から30年前、教会の青年会活動で西成の子供達に勉強を教えることになり、地下鉄花園町駅に降り立ったのが釜が崎との最初の出会いでした。

「故里の家」の建設にあたって釜が崎に呼ばれ、その2階に「子供の里」を作ることになりました。不就学児達に自分が持っているものを教えるつもりで始めたのですが、一年足らずの間に“回心”の体験をすることになりました。自分の傲慢さに気付くと同時に、子供たちに教えられることの方がいかに多いかを知ったのです。

深夜、「子供の里」から帰宅した私を待っていた少女二人が家に入った途端号泣したことがあります。一人は親から性的虐待を受けており、もう一人は親の目の前で売春させられていました。「大人は汚い」と言いながら「それでも自分の親は大好き」という彼女は現在母親の面倒をみています。彼女らに「人を赦す」ということを教えられました。また、いつも「子供の里」に来て学校の宿題をしていた子が、実は戸籍がなくて学校には行っていなかった事実が、その学校の運動会に行って始めてわかったことがありました。3日後、その子は小学校に編入できましたが、その子達が親になってから「子供の里」に遊びに来てくれています。

「子供の里」では地域で家族支援をする大切さを感じて、家族が一時滞在できるようにしています。現在、ここで5人が暮らしています。夫からの虐待、覚せい剤から逃れてきたフィリピン人の女性が多いのです。里親制度が認められたことから、行き場のない子供たちも預かっています。

「子供の里」では支援物資を元に玄関前で開いているバザーのためにタオルと石鹸を求めていらっしゃいます。9月中、イグナチオホールに箱を設けますので、皆様のご協力をお待ちしております。

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