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無原罪の聖マリアの祝日(12月8日)を迎えて

聖母マリアを大切にする人は必ず救われる、という考えは古くから受け継がれてきました。そのためか、昔からマリア様についての面白い物語が数多く作られました。その一つを紹介しましょう。

或る日、此の世で死んでいく人々に天国の門を開くペトロは、神さまから呼ばれて、次のように注意された。「ペトロよ、私はあなたに天国の鍵を任せていますが、最近はどうも良くない人も沢山天国に入っているようです。これからはもう少し厳重にして下さい」と。

ペトロは答えた。「おっしゃる通りでございます。しかし、これは私が甘くしているからではございません。実は・・時々マリア様がいらっしゃって、ご自分で別の窓を開けられるので、そこからこのような人たちが入ってしまうのです。マリア様ですから、私は何も出来ません。私は一介のペトロにすぎませんから。」「そうですか。それなら、仕方がないですね」と神さまは言われたそうです。

(ホセ・ヨンパルト神父)
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