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祈りで共に生きる

2月号のテーマ:罪による無秩序な反乱

今月の祈りのテーマは、現在の世界における「社会的な罪」をあいまいに捉えるのではなく、いかに自分が「社会的な罪」に加担しているかを意識し、自分にも責任があることを見ていきます。特に、神がこの世に対して常に恵みを与えてくださるのに、自分は無意識に、あるいは意識的にその神の恵みを無視し、この世におけるまったく傲慢な態度に参与していることを見極めることです。今週の霊操では、罪の支配の力をもっと意識することができるように、と同時にイエス・キリストの死、受難、復活において、自分の罪に対してどれほど神の憐れみと愛があるか、それを知るための恵みを望みます。

自分と神との関係を切り離そうとしている悪霊の働きを意識するために、罪に対する理解と知識を持つだけではなく、むしろ罪に対する意識を持つことが重要です。しかし、それは個人的な「罪の意識」だけで捉えられるものでもありません。今月の祈りで、最も重要だと思うところは、現代の文化において、人々は「罪意識」をあまりにも感じていないことです。それだけではなく、罪意識そのものが現代人の心の奥にないとも言えるでしょう。

「社会的な罪」を深く知るために、町を歩きながら、まわりにどのような苦しみがあるか、世界にどのような苦しみがあるかを味わうことは参考になるでしょう。

【聖書の参照】
ローマ書 1〜4、7:14〜25、Iヨハネ 1:5〜2:2、1:8-9

バンバン・ルディアント神父

※初めて記事を見る方は導入として、「日々の霊操」の紹介を参照してください。
※ バンバン神父による、オンライン黙想(聖イグナチオの日々の霊操)のページもあります。

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