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第8回 「カ障連」大阪大会を終えて

 第8回「カトリック障害者連絡協議会」大阪大会は全国から多くの参加者を迎え、大成功の内に閉幕致しました。7月19日〜20日の両日、「差別と苦しみのない社会を目指してー荒廃の中に見いだすキリスト」を大会のテーマに掲げ、障害のある人もない人もあわせて641名と多数の参加者がありました。

 2001年4月に大会実行委員会が組織化され、実行委員のメンバーは教区内の各教会の訪問、地区で行われる委員会やバザーなどへ参加し、大会成功に向けての支援・協力を要請し大会のムードを盛り上げてきました。六甲教会の社会活動部はこの大会への支援、協力を決め、月一回の実行委員会に参加し、カ障連の「わ」のロゴマーク入りのシャツや松本勝子さん(障害者)作詞のCDの販売、時田直也チャリティーコンサート開催などの支援金集めの活動を続けてまいりました。その結果教会信徒の皆様には多大なご支援と協力をいただきましたことをお礼申し上げます。障害者と健常者による共同の祭典が和やかなうちに終わりましたことをご報告いたします。

 引き続き大阪教区に障害者の信徒会が設立されることが決まり、新たなメンバーで準備が進められています。会のシンボルマーク「わ」の意味を考え、一人一人の人間が集まって一つの輪となって心と力をあわせて社会の福音化のため、より大きな力となって、一緒に活動されることを願い、2年3ヶ月の長い期間ご支援いただきましたこと心から感謝申し上げます。

( 社会活動部)


皆様ありがとう
 僕は、第8回カ障連の全国大会に行ってきました。障害者というものは、ちょっとだけ障害があっても障害者ですので、皆さんの代表として行けることは光栄だと思っていました。この教会では体の不自由な人は、心も不自由な人と見るようですが、そういうことをちょっとずつ直してゆく事が僕の仕事ではないかと思います。

 この大会で嬉しかった事は、ホテルの2次会で酔っ払った健常者にからまれたことでした。人と人とは、ちょっとした事の違いで、よい人なのか悪い人なのかわからないわけですが、お酒を飲んだ人は肩の力が抜けて、本音が出てくると思います。僕は本音で話し合えた事が、かえって嬉しかったのです。そのことから、僕はもっともっと大人にならないといけないと思いました。

 このことは、なぜだかずっと永遠の問題だと思います。きっと神様でも難しい問題のように思います。でも、神様に一生懸命祈れば叶うと信じています。絶対に出来ると思います。僕はこのままずっとずっと、この教会で皆と一緒に交わり生きてゆきたいと思います。

(中島義彦)


カ障連大阪大会に参加して

 「第8回カ障連(カトリック障害者連絡協議会)大阪大会」が7月19、20日の2日間、大阪聖マリア大聖堂(玉造)で開催されました。大会史上初めて、600人を越える参加者を迎え、和やかな雰囲気に包まれてプログラムは進行しました。

 分科会と懇親会では、私たちが目指している「垣根を越えた分かち合い」をいたる所で、垣根を越えて交わりました。2日目の「共に捧げるミサ」では、障害者と健常者が同じ立場でミサ奉仕をしました。これは、聖堂に集まった者の心がひとつになった事を感じさせる、素晴らしいミサでした。多くの感動を残して「カ障連大阪大会」は無事終了しました。この感動を胸に、私たちの課題である「差別と苦しみのない世界を目指して」3年後の開催地へ向けて歩き始めたいと思います。
日本中どこへ行っても、障害者を認め、受け入れてくれる人はいる筈だからです。

(河合恵子)

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