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イブラヒム・ファルタス神父の講演を聞いて

 イブラヒム神父は、イスラエル軍とパレスチナゲリラによるベツレヘム聖誕教会包囲事件の中で、大きな役割を果たしました。彼は、勇気をもってしかもねばり強く、すべての命が失われないために教会に残り、困難な中、仲介を続け、教会内の人を勇気づけ続けました。そしてそんな中で起こった2つの奇跡は、「私はあなたと共にいる」という神様のメッセージでした。
 この講演で語られるイブラヒム神父の深い信仰を持った生き方は、我々がキリスト者としてどう生きるかをを示してくれる道しるべになるのではないでしょうか。また、現場の生の声を聞くことで、パレスチナの状況は二元論でどちらが良い・悪いと論じられる単純な状況ではないこと、しかし現場では状況をよくするために多くの努力が重ねられていることを知ることができました。パレスチナ人とユダヤ人の子どもを一緒に教育するという、未来を見すえた取り組みもなされています。この講演で、パレスチナの状況をよりよく知り、そして我々に何が出来るかを考える機会を与えて下さったことに感謝したいと思います。                          

(三澤)

桜井神父様と六甲教会の皆様へ
この紙面をおかりして、ひと言御礼を申し上げます。去る10月18日、イブラヒム・ファルタス神父様(ベツレヘム聖誕教会)の講演会では大変お世話になり、ありがとうございました。養成部の皆様と多くの方々のご協力を心から感謝しております。六甲教会では数年前から「聖地の子どもを支える会」にご献金を頂き、また有志の方々からは個人名で支えていただきましたので、送り先の責任者であるイブラヒム・ファルタス神父様から感謝のことばと講演をお願いいたしました。

昨年のベツレヘム聖誕教会における包囲の実情、それに伴う神様のお計らいの偉大さと神父様の命をかけての「平和への対話」を話していただきました。どの民族を救うかではなく、今目の前で苦しんでいるパレスチナ人とイスラエル人に心温まる働きかけをし、解放の実りを実現されたのでした。

10月20日無事帰国されましたが、日本での多くの人々の温かい心に触れたことへの感謝を皆様に伝えてほしい旨のメッセージを残されました。講演会の最終日の六甲教会では参加者も多く「ホット」な雰囲気を大変喜んでおられました。
イブラヒム神父様のお話の中で「ベツレヘムはキリスト者皆の生まれたところ」と云われたことを心にとめ、私たちの信仰の原点・ふるさととして、今年もベツレヘムに平和がありますようにと祈りたいものです。

大変遅くなりましたが、講演会の企画に参加した一人として、私の心からの感謝を申し上げます。
                          

(援助修道会 藤本 保子)

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