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俳句の会が発足

 教会報3月号・桜井神父の巻頭言に俳句のお話がありましたが、教会に俳句同好会ができました。第1回目の句会が3月17日(水)10時から第3会議室で開かれ、各自3句(当季雑詠)ずつ持ち寄り共選、披講を行いました。当面講師なしで自由に句作、合評をします。
まだPRがじゅうぶんでありません。同好の方がもっといらっしゃると思いますので多数の方のご参加をお待ちしています。
次回は4月14日(水)10時から第3会議室で開きます。興味のある方お越し下さい。   

詫(つげ)

当日の各自自薦の句を以下に紹介します。
  雑木の芽濡らして余り春時雨        恭子
  椿谷名もなき聖雪の下            淑   [注 椿谷・鳥取にある殉教の地]
  春霞琵琶湖に遊ぶかいつぶり       素枝
  みずからを削ぎ落としけり四旬節     恭子
  主留守の庭に椿の赤淋し          雅子
  寒明けや軽く羽織りて夜の厠        章彦
  草萌ゆる惜命の思ひ限りなし        恵子
  初蝶は教会の門越えて来し        和子
  日溜りに金魚寄り合い水温む       美代子
  五分だけまどろんで着く春の駅      洋一

  実万両に滴る雨を手に受けて
  古都の道しだれ桜は芽吹きおり

 京都に最近行きました折、舗道の民家の一寸した軒先に植えられている紅熟した万両の実が静かに降る雨に直赤々とうるむように輝いているのが美しく又、少し痛々しく感じられたので、そっと触れてみたくなりしずくを手に受けました。又、古都のお庭に植えられているしだれ桜や一見かれたように見える古木なども枝の先を注意深く見ると小さい青い芽が出ているのです。
自然界は、はっきりと目に見えない所でも毎日少しずつでも確実に春の準備をしているのです。この姿を目のあたりに見て感動し、静かな喜びに浸りました。
私も自然界の木々や花々に負けないように御復活祭に向けて神様に充分心を向けて一日一日を木々の芽が育っていくように心の準備をして神を賛美する御復活祭をお迎えしたいと思っています。            

 山本

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