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バレンタイン神父より(6月)

心あたたまる歓迎に感謝

  聖イグナチオ教会から赴任して最初に申し上げたいことは、暖かい歓迎への感謝です。司祭、信者の方々が、万全の受け入れ準備をしていて下さいました。そして、4月18日の親睦会で多くの方々に歓迎されたことです。特に前日の東京からの移動で体調を壊し、皆様に御心配をお掛け致しましたが、そんな私にいろいろとご配慮いただき、歓迎していただいた皆さんの心に感謝いたします。
神のご計画によって日本に派遣され日本人に迎えられて聖イグナチオ教会で22年間過ごしてきました。この教会の隣に赤坂迎賓館があります。この迎賓館は、国賓の方々を日本にお迎えする中心の場所であり、日本人の紹介、文化の交流が行われている場所です。来日された各国要人の方々が、隣にあります聖イグナチオ教会にお祈りに訪れられます。国も違う、言葉も違う、また、職務も違う世界の方々をお迎えしてきました。多くの方々との触れ合いは、私にとって恵みであり、充実した幸せを与えてくれました。
 私たち、赤ちゃんからお年寄りの方々まで、日々、生活の営みの中で人を迎えています。朝起きて家族を迎え、家から駅に向かう時、電車の中、買い物、学校、会社で多くの人を迎えています。この迎えているところに自分の幸せを刻んでいるのではないでしょうか。迎える気持ち、方法、によって幸せは刻まれていきます。そして、夜ベッドに入った時、一日が充実した日であったと感じるのではないでしょうか。迎える態度がどうであったか?お互いに心を開いていただろうか?自分の迎える態度によって幸せは変わってくると思います。自分の幸せを刻んでいる自分の態度に気がついているでしょうか?心を、魂を、力を尽くしてしたか が大切なのです。差別も、偏見もなく迎えることで透明感が生まれ、そこに神様が入ってこられます。そして、不可能なことも可能になって行くのではないでしょうか。日本では商売で「お客様は神様です」と言われますが、これはお客様を迎えることで神様を迎えているのです。相手を拒まず迎えることによって、私たちは神様を迎えているのです。
教会は祈りの場所、心の安らぎの場所です。皆様のために、祈っています。
祈りのうちに。
God bless you.

バレンタイン・デ・スーザ神父



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