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特別企画:評議会議長団座談会
「六甲教会の今、そして・・・」

六甲教会評議会議長、副議長にお越しいただいて評議会議事録では分からない、書ききれない部分についてお伺いしたいと思います。評議会で話題になる課題や六甲教会のこれからについて率直な意見をお聞きします。(広報部)

Q.折川さんは議長就任の際に「敷居の低い教会」を目指したいとおっしゃられていましたが、就任1年を過ぎて、現在の状況はいかがでしょうか?

折川(以下O):私が洗礼を受けた当時、教会に来ても気楽にお話のできる方が少なく、六甲教会に対してある種の敷居の高さを感じました。勉強されている方や深い信仰をお持ちの方もいらっしゃるけれど、洗礼を受けて日の浅い方や求道者、「教会というものはどういうところだろう?」「キリスト教とはどんなものだろう?」と思われている方に対しては、親切な所なのだろうかと思うこともありました。そこで就任後、色々な場面で機会あるごとにお話をさせていただいてきましたが、皆さんが教会のため、他の方のために手を貸してほしいのです。また多くの方に行事に参加して頂きたいのです。自分の出来る範囲でよいのです。

Q.評議会では、行事の準備などで担い手の問題がいつも出てきます。それに対してはどんな解決策があるのでしょう?これまで評議会で議論されていることだと思いますが?

O:行事では、相変わらず婦人会を始めとするご婦人方の協力がないとやっていけません。一方で、今回の春の親睦会では青年会の方にもお願いして一緒に運営しました。納涼の夕べでも若い方に中心になってやってもらおうと考えています。大切なのは、経験のある方が積極的に若い方を支援していくことだと思います。その面で婦人会や壮年会の方々には、しっかり働いてほしいと思います。

Q.行事への参加、信徒会・専門部会等の活動も含めて、教会運営の仕組みに変更も必要になってくるのでしょうか?

O:今年の壮年会役員のなり手がいないという問題がありました。積極的な方は各分野で長年活動してらっしゃって、教会運営のメンバーが固定されている印象を持っていらっしゃるかたも居られると思いますが、実際のところ新たな担い手がいないというようなことがあれば、壮年会・婦人会の活動の休止という事態も考えられる状況です。
  そういうこともあって今一番期待をしているのが地区会の活動です。教会には来られなくても、地区会には参加される方もいらっしゃるようです。その理由は、信仰生活の維持ができればいい、多くの人と交わるのは苦手と思っていらっしゃるようです。

長瀬(以下N):今の教会には、壮年会とか婦人会とか横のつながりはあるけれど、年代を超えた縦の関係がないように思います。地区会の活動が活発になれば、家族単位の教会行事への参加もできていくのではないでしょうか?

福田(以下F):今、例えば日曜日に教会まで足を運ばれている方の中には、いわゆる"教会"に来られている(お役目なども含めて教会運営に参加されていたり、共同体としての教会に参加されていたりする)方とお祈りに来られている(信仰の場としてのみ教会を求めている)方がいらっしゃる。祈りにのみ来られている方にとって、人数が多いという点で、六甲教会は居心地の良い教会です。

O:お祈りに来られている方には、できれば共同体の行事に参加していただきたいのですが、強制するわけにもいきません。問題は、行事に参加したいけれども参加しにくい方や、「敷居」が高くて加わりにくかった人に、どうやって参加してもらうかだと思います。

F:地区会についていえば、年齢・性別を超えたつながりを持てる場となるのではないでしょうか?ただ今のところ、壮年会・婦人会などの代わりになるような組織ではないですね。地区会という名前が邪魔しているようなのですが、地区別というよりもグループ分けとして考えて、私の勝手な思いつきですが、今一番確実に活動できている婦人会の地区割りを上手く活用して、地区会の活動目的を合体させて、男性陣、子供たちをグループに組み込んでいけば、信徒会としてスムーズに活動できるのではないでしょうか?

N.将来、神父様方の人数が減少していく場合、ミサに変わって信徒が主体となり集会祭儀を執り行うことを考えていけば、集まりやすく、交流しやすく、活動しやすいグループ分けを目指していくべきでしょうね。今の婦人会も15の地区に区分けされた地区会なのです。

Q.では、大いに地区会に期待していいってことですか?

F.それは、早計かもしれないですね。壮年会、婦人会が今後先細りになるからといって行事での役割をそのまま地区会へもっていくということは出来ないでしょう。それでも、まさに十字架のように横のつながり(信徒会)に縦のつながり(地区会)が加わることにより、より充実していくということでしょう。

O:広報にも期待していますよ。教会の今を、信徒だけではない多くの皆さんに知って頂く為に、活動をしている方々には大いに利用してほしいと思いますね。

Q.教会の発展の役に立てるように努力したいと思います。本日はありがとうございました。

<座談会を終えて>
広報部として初めての企画記事となりました評議会議長団の座談会はいかがでしたか?約1時間半のお話は、とても広い範囲に及び、紙面の関係上ご紹介できなかった事の方が多い位です。教会に対して思うこと、考えていることがおありの方は、議長団を見かけたら、どうぞ話しかけてみて下さい。それが明日の教会を作る一歩になることでしょう。
また機会があればこのような企画記事をお届けしたいと思います。取材の話がありました時は御協力をよろしくお願いいたします。「私たちのことを取材してほしい」とのお申し出も歓迎いたします。この教会報が、共同体としての六甲教会の一つの広場になれることを願っています。   

(広報部)

 

座談会 (長瀬氏、折川氏、福田氏)

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