今月はミッション・サンディMission Sundayがあります。10月最後から２番目の日曜日が「世界宣教の日」と定められています。

イエズス様は、最初の12人(ルカ9.1)に続き、自分の弟子72人を宣教に送り出しました。その時言われた「行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。(ルカ10.3)」は、洗礼を受けた全ての人に言われたことです。その言葉に応え、私たちも宣教に立っていかなくてはなりません。宣教とは、司祭と修道者といった聖職者だけのものではなく、キリスト者である皆さんの役割でもあるのです。私たちには神様に置かれた立場と神様から送られた立場があり、まさに植えられたところに咲く、それこそが私たちの宣教ではないでしょうか。

宣教に向かう時には、「財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。(ルカ10.4)」と主は言われた。これは、自分の財産・能力・判断などに頼るのではなく、世間の価値観に影響されるのではなく、ただ神様だけを頼って、神の摂理の中に生かされている私たちは十字架の価値観に従って進めばよいということでしょう。

そのようにして神様から遣わされている私たちは、神様の相応しい道具になっているでしょうか？そのために自分を培っているでしょうか？それは個人の祈りの生活によって支えられるものです。私たちの祈りが、心から神様に捧げられたものならば、神様は私たちと共に居て下さいます。ですから、祈りに頼って、宣教に歩き出しさえすればいいのです。

イエズス様の弟子として、私達皆が宣教者になっているでしょうか？世界宣教の日を迎える今月、祈りながら考えてみて下さい。

God　bless　you.
　祈りのうちに
バレンタイン・デ・スーザS．J．