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神戸中央教会 内覧会によせて

10月1日、2日の両日、献堂式を控えた中央教会の内覧会がありました。
社会活動部の連絡会を終え数人で行ってまいりました。喜びにあふれた笑顔で信徒の方達がお迎え下さいました。「カトリック時報」にも載っておりましたが、谷間の人と共に生きることを選び取り、幾多の困難、問題にぶつかりながら、福音の示す道を歩み、今日の日を迎えた皆様に、そして趣意書を読みこれまでの道のりを思い巡らせ、感銘を受けました。

1歩聖堂に入ると、キリストが両手を広げ全ての人を包み込む優しさを感じました。
左右の白壁にほのかにステンドグラスの七色の光が差し込み、温かさと安らぎを与えてくれます。この白い壁の何処かに、私の書いたメモリアル煉瓦があるのだと、ミサが捧げられる時、私はここに居なくとも一緒に喜びを分かち合えるのだと、感謝の気持ちに溢れました。
祭壇まで進み、振り返れば先ほどのステンドグラスの光はキリストの十字架の道行きを見事に且つ繊細に表現しています。幕屋を思わせる天井の天窓からの光は聖霊降臨をイメージさせ、キリストの体を頂き強められた私たちが、キリスト者としての使命を自覚し、内に留まらず、外に出て行くよう促しているように思えました。

ホールには、旧中山手教会のステンドグラスがキリストと聖母マリア、マグダラのマリアに形を変え見守っています。ホールに続く集会室は4部屋ぶち抜きでも使えるようになっていて、廊下は幼稚園を連想させる雰囲気がありました。
併設された社会活動センターは洗濯場、シャワー室、倉庫、厨房、談話室、相談室が東側に並び、北側には教会、センターの事務所、会議室が続いています。近隣との問題を抱えながらのセンターの働きがどうか円満に前進できる事を祈りたいと思います。

2階にはゲストルームと司祭館がありました。
清潔な、落ち着いたお部屋を見せて頂き、震災以降プレハブの倉庫の様な所で、自炊しながら過ごしていらした神父様がやっとほっとできる場所を与えられた事に安堵しました。
観葉植物が並べられた大きな窓からは、記念の桜、思い出の遊具が見え、教会の歴史を静かに語っているようでした。入り口横に立てられた、3つの鐘の音を早く聴きたいと思いました。器は出来たが中身が問題ですという神父様の言葉が印象的でした。

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