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2月号のテーマ:侮辱と十字架の道

私たちは20世紀の終わり頃、「どうか21世紀において平和が確実に訪れるように」と願いました。しかし、21世紀の初年の時から、平和が来るより新たな戦争が広まりつつあります。同時多発テロ事件に続いてアフガンの戦争、また米国とイラクの戦争などは私たちの日々の生活に絶えず恐れを与えています。戦争で、犠牲になったのは言うまでもなく無邪気な人々です。組織化される不正のシステムは結局加害者の責任者たちを守り、弱い立場にある被害者の人々を犠牲者にしてしまいます。それと同じように、イエスも律法の権威者たちによって犠牲者にされました。

今月の祈りは現実的にイエスの侮辱と十字架の道を祈っていきます。私たちにとって、イエスの十字架の道は、苦しみの神秘を理解するために、意味を与えてくれる出来事です。十字架の下に引き渡されたイエスは復活によって「死と罪」の支配に打ち勝ち勝利を得ました。その勝利は私たちに大きな力と助けを与えてくださいます。
イエスは絶えず私たちの喜びと苦しみを共にしてくださることに感謝します。さらに、イエスは受難の道を引き受けるまで私たちを愛し、私たちも彼の愛を積極的に応えることができるように、その恵みを願います。

【聖書の参照】茨の冠(マルコ15:16-20)、十字架の道(ルカ23:26-31)、十字架につけられる(ルカ23:32-38)

(バンバン神父)

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