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入管面会記    〜2月編〜

 国際化が叫ばれて久しくなりますが、真の国際化とは?真の国際人とは?と考えさせられました。面会した一人はアジアの48歳男性。彼は70年当時の首相と親戚関係にあり、現政権下では彼の一族は虐げられていて、ビザの更新も許可されません。彼の兄弟・親族は、国外に逃亡(国境近くで殺された者も・・)そのような状況で、彼が強制送還されたら、どうなるのでしょうか?
 
 もう一組面会したのはご夫婦でした。妻は、南米の人。中東の国の夫はカトリックに改宗。「改宗者=裏切り者」のイスラム社会に強制送還されたら、どうなるのでしょうか?
 他国の政治の仕組み、社会的背景などを「知る」こと、少しの「想像力」を働かせることが、「汝の隣人を、己の如く愛せよ」につながり、また、真の国際化・国際人への道ではないでしょうか?私自身、最近まで、難民問題に無関心で、知ろうともしなかったことへの
反省をこめて・・・。

 アジアの男性は体を壊し、仮放免許可がでたものの、保証金のめどが立たず、いつ放免されるかわからない状況です。
 でも、うれしいことに、ご夫婦の方は、愛息と引き離されて別々に収容されていましたが、友人たちの支援により放免となり、私達の目の前で、あどけない笑顔の愛息と再会し、友人とともに、晴れて一家揃って東海地方へ帰っていかれました。神に感謝。

(都藤清美)


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