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図書紹介

『 ヨシュア−自由と解放をもたらすひと』

ジョゼフ・F・ガーゾーン著
春秋社

 この物語は勿論フィクションですが、この本の主人公ヨシュアという青年を通して、私達も自分の周囲に起こる同じ様な出来事を結構フレッシュな目で見るようになります。翻訳者も書いているように、ヨシュアにはその名の示すように解放者として、この世のいろいろなものに縛られて自由でない私達を癒してくれます。大変読みやすい本なので、一度お読みになるようにお勧めいたします。
たとえば、ある部分を引用いたしますと、『神はヨシュアにとってあまりにも親密なもの、彼の人生の一部だった。しかもおよそ言葉で言い表す事の出来ないようなものである。そうしたものについて自分の考えや気持ちをどうやって短い言葉に要約できるだろうか。・・・「一番大切なこと、それは神は唯一だ、と言う事です。モーセはこの点を強調しました。・・・神の中には見事な調和があるのです。これを理解する事が大切です。・・・神の単純明瞭さはダイアモンドのような多面性をもった美しさであろう、無限に表現されるものです。・・イエスはご自身のうちに、神の人間に対する無限の愛を独特の方法で映し持っておられました。・・マーシャ、あなたがご自分のうちをじっと見つめる時に、一番よく神を見出す事が出来ると思いますよ。・・・もしあなたが時間を割いて神に語りかけるなら、あなたは神を見出し、神を見出す事によって、人生最大の喜びを見出すでしょう。
神はご自身をあなたに顕し、あなたは神をいただくことによって、他のすべての事を理解するようになるでしょう。」』と私達が日常生活の中で、あれやこれやと思いあぐね、決めかねている事を話している場面が多いです。著者はアメリカ人でカルメル修道会の司祭です。

(三輪)


 

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