ホーム 六甲教会について お問い合わせ
中高生とそのご父兄のみなさまへ

 7月に入り、子供達は夏休みを楽しみにしていると思います。中高生はその前に期末試験がありますが、その試練を乗り越えて、楽しい夏休みを過ごすことができます。私も7月の休暇を楽しみにしています。今年、教区の司祭の兄が、司祭職50年の「金祝」をお祝いします。家族が集まって、その方の金祝と私の75歳の誕生日を祝います。

 家族の絆はいいものですね。何と素晴らしいことでしょう。昔を思い出してみますと、信仰の面でとても恵まれた育ちでした。8人兄弟で、経済的に困ったこともありましたが、信仰の面では本当に豊かでした。家の各部屋の壁には十字架とマリア様の御影がかけられていました。母親の監督のもとで、祈りました。特別に宗教くさい雰囲気ではなく、私達兄弟は信仰深い親から、自然に神さまとの親しい交わりを学びました。8年間小教区付属の小学校へ通い、毎日祈りで学校が始まり、毎日宗教の時間がありました。ほとんどの先生がシスターでした。若い助任司祭達もよく話しに来られて、シスター達とともに、子供と遊びました。今のアメリカではちょっと考えられない雰囲気でした。

 今年4月から、私は中高生会と関わってきました。現代の子供達は、昔とは全く違う社会に生きています。キリスト教系学校に通っていても、宗教的雰囲気はそれほどないと思います。宗教に無関心な社会が子供たちを取り巻いています。それでも、日曜日には教会に来て、集まりに参加する中高生がいます。この子供達を見ると本当に感心いたします。1年間の計画を立て、献身的に子供達を励ましてる中高生会のリーダー達にもとても感謝しています。

 しかし、信仰生活にとって一番大切な場所は、家庭です。家庭の中に宗教的雰囲気がなければ、教会で学んだことは子供達の心には残りません。信仰は恵みですが、共同体の中に育っていくものです。まずは、家族の共同体からです。親から信仰を学んで、神さまとの親しい交わりを味わっていくのです。次に大切な共同体が教会です。イエスさまが共同体を築いたのは、私達が互いに励ましあうためです。まずミサに共に与ることが、励ましあうことになります。また、同じ世代の人が集まって、共にみことばを分かち合い、互いの問題を話し合うことは大きな励ましになります。そのために中高生会があります。

 小教区の中高生の名簿を見て、驚きました。たくさんの中高生がいるにもかかわらず、集まりに参加しているのはごくわずかです。非常に残念です。今年は中1生が多く、みんな元気な仲間です。ご父兄のご協力があってこそと、心から感謝しております。中高生ひとりひとりに手紙を送ろうと思っていましたが、年齢のためか、なかなか実現できません。そのかわりに、この場を借りて、中高生ひとりひとりにお願いします。

 中高生のみなさん、ぜひ中高生会の活動に参加して、イエス様と皆さんとの交わりを深めるようにしましょう。どうしても難しければ、洗礼によってキリストに結ばれた者として、自分なりにイエス様との交わり深めて下さい。わたしが喜んで、ひとりひとりの相談にのります。ご父兄のみなさまにもお願いいたします。ぜひ家庭で子供と一緒に祈って、信仰生活について分かち合うようにして下さい。では、楽しい夏にしましょう。イエス様とともに、中高生会に関わる司祭として、ご父兄と、ひとりひとりの子供のために祈ります。

オマリー神父

ページ先頭へ ホームへ
 六甲教会について お問い合わせ
(C) Copyright 2002 Rokko Catholic Church. All Rights Reserved.