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バカンス   

 今年も8月がめぐってきました。平和旬間をむかえ、心静かに神に祈りを捧げたいと思います。

 そして8月の喜びの声が聞こえます。きっと子どもたちにとっては喜びの季節です。そして両親にとっては子どもと共に一日中過ごして大変忙しい季節でしょう。子どもの時の夏の思い出は、今でもとても懐かしいです。夏の間、別に旅行したわけではないのですが、近くの公園や海辺で兄弟と一緒に遊んだり、ピクニックをしたことは、楽しい思い出として残っています。

 やはり、夏の休みとして、人と共に過ごすのは、とても大事なことだと思います。旅行ができなくても、家族と一緒にゆっくり過ごすのは人間にとって大切です。現代の忙しい生活の中で、家族揃ってゆったりと過ごすことは余りないと思います。だからこのような夏休みを利用して、家族が共に遊んだり、話をしたりするのは、昔よりもはるかに大事なことだと思います。以前はお盆になって、皆が故郷に帰ってきて、親戚で過ごすこともあったのですが、今はそのことさえも少なくなってきたように思います。是非、今年こそ家族のために時間を作って、楽しく過ごすようにしましょう。これこそ主のみ心にかなうことです。

 また夏休みは、教会の行事としても、人と共に過ごす機会が沢山あります。教会学校や中高生会、青年会のキャンプや「納涼の夕べ」があります。家族以外の人と楽しく過ごすことも大切な時間です。特に共同体の人と共に、子ども達にとっては友達と一緒に祈ったり、イエス様の話を聞いたり、また共に食べたり遊んだりするのは、子ども達の信じる心を強めるために大切なことです。もちろん、夏休みだからといって教会を休んでもいいのではありません。日曜日ごとに共同体として集まってミサを共に奉げるのは、大切な分かち合いです。同じ信じる心を持っている兄弟姉妹と共に集まって祈ることは、心を成長させるいい機会となります。

 夏休みは、体の成長だけではなく、心が成長をするには素晴らしい機会です。気候的に暑くなってきて、あまり活動する気持ちがないかもしれませんが、丁度祈るために時間を割くと、心の夏バテを防ぐことができます。だから、夏で暑くて、体を動かすことができないなら、静かな時間を主と共に過ごしましょう。実りある時間となり、私たちにとって大変役に立つことでしょう。

 どうか皆さん、今年こそ有意義な8月を過ごしていきましょう。
                                        (ジョン・オマリー神父)

 

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