イエズス会ロヨラハウスで高齢の会員を6年間介護した経験から感じたことを分かち合いたいと思います。
現在の高度な医療、発達した予防医学の世界を生きている私たちの多くは、100歳近くまで生きることが予想されます。
そして、5人に1人は認知症になる時代です。「健康主義」だけでは、超高齢時代に希望をもって歩むことは困難になりつつあります。
今こそ、信仰のまなざしが必要となっているのではないでしょうか。
認知症になること、老いること、そしてやがて死んでいくことは、信仰のまなざしを通して見つめるとき、「希望の時間」に変わります。
介護する時、される時、看取りをする時、される時、どんなことが求められているのでしょうか。
ともに考えてまいりましょう。